『遺書 5人の若者が残した 最後の言葉』 verb 幻冬舎文庫
ノンフィクション。亡くなった5人の遺書が全文掲載されている。もちろん遺書にも衝撃を受けましたが、より印象的だったのはご遺族の皆さんのその後でした。いじめの真相を知るために活動したり、遺品を処分して忘れようとしていたり(本書を読むとそうせざるを得ない心情が察せられます)。大きな悲しみにのみ込まれそうになりながらも、必死にそれを力に変えて生きていこうともがいている姿は胸に残りました。