近頃の分を少し。

宮子あずさ『こんな私が看護してる』集英社文庫
     『看護婦だからできること』集英社文庫
     『内科病棟24時』講談社文庫
 なんとなく軽いエッセイを読みたいと思って購入したら、面白く芋づる式に買ってみました。ちょっと自分とは違うところで仕事を頑張っている人の体験談や業界裏話はいい気晴らしになりました。文章は読みやすく、病気、入院、看護、と決して明るいばかりの話ではありませんが暗くならないようにうまく書いてあります。

柳美里『家族の標本』角川文庫
「家族」をテーマにした短編エッセイ集。印象としてはエッセイと小説の中間のような感じです。誰もが意識する「家族」という存在。親や兄弟など自分では選べない家族との葛藤。配偶者や子どもなど自分の意思でつくった家族との行き違い。それらが人の生活に落とす影を収集したのがこのエッセイなのだろうと思う。
   『水辺のゆりかご』角川文庫

山田詠美『晩年の子供』講談社文庫

吉本ばなな『ハードボイルド/ハードラック』幻冬舎文庫

鷺沢萌『F 落第生』角川文庫

山本文緒『ブラック・ティー』角川文庫

なんだか女性の作品ばかり読んでいることに気がつきました。なんとなくなんですが・・・。今度は男性作家の作品を見つけようと思いました。