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『海辺のカフカ』村上春樹 新潮社文庫
やっとこさ、読み終わりました。
二つの物語がリンクするのは『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』のようでした。
損なわれ続けた田村くんは世界一タフな15歳になれたのでしょうか?
彼を損ない続けていた強大な悪意は一端は姿を見せなくなりました。ナカタさんによって。しかし、それは存在し続けます。暗い姿の見えないものとして、彼はそれと戦い続けるのです。入り口の中の世界から戻ってきた代償として。
「ヘッドホンチルドレン」 The Back Horn
ツタヤでなんとなくレンタル。
今の精神状態には合わなかったです。もう少し平穏なのにしとけばよかった。
ストレートな歌詞とサウンド。
ギターがうなって、ヴォーカルが叫ぶ。
バンドってこういうもんだよなと思いました。
初めて救急車を呼びました。
ちょっと前の話ですが・・・。
ワシャワシャと私が棚の物を移動していると、バイトの男の子が「トイレの前に女の人が倒れているってお客様に教えてもらったんだけど・・・」と一言。
「あぁ?」トイレの前へ猛ダッシュ。
確かにものすごく微妙な位置(トイレの前の売り場と切り離された空間)で女の人が横向きで携帯の充電器もって転がってました。
バイト君「店長とは連絡取れません」
私「探してきて、呼んできて」
女の人は過呼吸のような症状。ただ、ときどき痙攣が混じっている。
う〜ん。紙袋って感じじゃないな〜。
私「お客様〜。大丈夫ですか〜?」ぺちぺち(大丈夫ではないし、結構強く叩いてみた)
女の人「ぜーぜーぜーぜーぜーぜーぜー、ピクッ、ぜーぜーぜー」(応答なし)
私「(死なれたら困る!)救急車呼びますよ〜」
どうにもならん→救急車という短絡的思考万歳。
119(救急の人に電話で「あなた落ち着いて!!」と叱られたのは秘密です)
数分後店長があらわれ対処してもらいました。
無事に救急車に乗っけられたお客様は意識も戻り、たいしたこと無かったみたいです。
あとで店長に「何も訊かないで、救急車呼んじゃっておおごとにしちゃいましたね」といったら、仕方ないんじゃないかなぁという感じでした。
叱るなら叱ってほしい。
感想
人間て意外と重症そうにみえて、そうでもないこともある。
店長はこういうことに慣れている。
救急車に乗っている人は「またかよ・・・」って感じで対処していた(冷静だから私にはそう見えただけなんでしょうが・・・彼らが冷静でなくて誰が冷静でいられるのか)
バイト君、社員は他にもいるでせう。他の人にも連絡とってよ(本音)
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『社会不適合者の穴』 田村マリオ 太田出版
ネオ・エロティック漫画だそうです。(帯にそうある)
全体的に綺麗です。上手です。
ずっと背表紙が気になっていて、購入したところ意外とダークでした。
『体は全部知っている』 吉本ばなな
短編集。温かく透明感のある文体。人間への見方が基本的に温かいから安心して読めます。
『しゃばけ』 畠中恵 新潮文庫
日本ファンタジーノベル大賞優秀賞。
表紙が可愛いので購入。
舞台が江戸というのもそそりました。
どんな冒険活劇が繰り広げられるのやら、と思うと主人公は病弱だったりします。
病弱な彼が目撃する殺人事件、明かされる彼の秘密。
明るい冒険譚を期待しているとちょっとびっくりします。
『みんな元気に病んでいる。』 藤臣柊子 知恵の森文庫
『精神科へ行こう!』でおなじみ?の作者。精神症の原因も症状も様々、治し方もケースバイケース。
「壊れる前に休め」は実践したいものです。